あたしは急いで着替えることに。 黙々と準備を進め、最後にセーターを頭から被った。 こんなに早く着替えたの初めてかも! なんてちょっとのことで喜んじゃうあたしって単純…… 『お待たせー』 と言ってドアを開けると、腕を組んで壁に寄りかかり、目を閉じている翔の姿。 『翔…?』 おそれはあるが声をかけてみる。 え…寝てる…? 翔ってどんな所でも寝れちゃうんだね。 しかもこんな短時間で… _