『もう、大丈夫なんで』 遥香も苦笑いを浮かべている… 『ほんとにごめんね。何かあったらいつでも僕に言って』 明らかにお前の方が危険だろ!! 『たいてい自分の部屋にいるから、じゃあ』 と言って早々と部屋から出ていった。 『驚いたろ。 兄貴、平和主義だから人が嫌がってるのとか見るとあんな性格に……』 『今時そんな人いねーよな。 しかも、その豹変してる間の時間は覚えてないんだ』 _