『今時そんな人いねーよな。 しかも、その豹変してる間の時間は覚えてないんだ』 今時も今昔もそんな人いないわい!! ってか覚えてないって 一番タチ悪くない!? 『大変…だね』 同情心から一応曖昧な返事をしておく。 『でしょー? だからさぁ、今日だけは特別にっ』 と言ってあたしの膝の上に頭を乗せてきた。 『ちょ、ちょっと!やめてよ! っていうか怪我は!?』 『頭の怪我は大丈夫。だけど心が痛むから、遥香が看病して?』 と上目遣いであたしを見てくる。 _