え、えぇーー!? 『お、覚えてない??』 『覚えてるもなにも、何もしてないじゃん』 『信じられない! 出てってよ!!』 『は?何でだよ』 あたしは翔を無理矢理部屋の外に出した。 意味わかんない… 翔からしたんじゃない…… 『ファーストキスだったんだけどな…』 小さく呟くと、涙が頬を伝った。 相手が覚えてないなんて… _