応援屋

その独り言を漏らさず聞いていた佐々木さんは…


「では…“仮”契約ですから 小さな変化から ‘事’は、起こります。」

「あの~小さな事って…?」


横でぺらぺらと書類をめくっていた 高木さんの動きがピタっと止まった


「それは…お伝えする事は、出来ません。しかしながら その小さな変化をお見逃しのないように」

「はぁ…」


最後に佐々木さんが一言

「それでは、私どもは、これで…」


「えっ?ちょっ…これから どうしたら いいのよ!」