Milk teA KiiS


『ちょっ』

小さな体は
あたしの手を離れ
隼人の腕の中

俗に言う
高い高いを
してあげれば
キャッキャッと
喜んでいる

まぁゆずきちゃんが
楽しいなら良いか

落としそぅで
多少不安だけど
あたしたちは
そのまま
救護の海の家まで
行こぅと
外に出た

『透牾1人で
大丈夫なの?』

「あ~さっき客
引いたから大丈夫
だろ」

『そぅ』

人混みをくぐり
5分ほど歩けば
目的地まで
辿り着いた