パラソルの下に
戻ってきて
やっと掴まれてた
手首は解放された
心無しか
少し赤くなっている
「ったく
びっくりしたよ?」
『あ.ごめん』
なんか
あまりにも一瞬の
出来事に
あたしの思考は
ついていかなくて
隼人に話かけられる
までただただ
呆然としていた
『助けてくれて
ありがと
良く分かったね』
「こっからでも
見えたから.
まじ糞びびったし」
ちょっとは
自覚持ってよね
と笑う隼人は
もぅさっきまでの
怖い顔は
していない
「あ.あと
紗罹ちゃん1人で
出歩くの禁止ね」
『はぃ?』
「またあんなん
あったら困るから」
有無を言わせない
そのオーラに押され
あたしは
素直に頷いた
こいつは
怒らせたら恐い
初めて目にした
隼人が切れたとこ
喧嘩とか全部
あたしには
衝撃的で
今の思考だと
冷静に考えることは
出来なさそぅだ
いやでも本当よく
気づいたよね
ナンパしてたくせに
そんなことを
話ていたら
調度
舞奈海と透牾が
かき氷を手に
戻ってきた

