ということで
夏休みが始まる前から
中間の2週間は
半ば強引に決められた
バイトのおかげで
予定が埋まって
しまった

まぁどぅせ
暇だから良いけど

あ~去年の水着
どこやったかな?

新しいの
買おうかな...

「舞奈海~」

ふと屋上の扉が開き
透牾と隼人が
姿を見せた

携帯を見ても
まだ式が終わる
時間じゃない

「透牾!
何してんの?」

「それこっちの
セリフだし」

驚きを隠せない
あたしと舞奈海

呆れ顔の
透牾と隼人

「お前ら堂々と
式さぼってんなよ」

『何?連れ戻しに
来たの?』

「んなめんどくせぇ
ことしねぇよ」

透牾はそぅ言いながら
舞奈海の
隣に腰を下ろす

「だるかったから
抜けてきちゃった」

笑いながら
給水タンクの上に
登る隼人

あたしと舞奈海は
顔を見合わせ
笑ってしまった

考えることが
こぅも同じだと
面白い

雲1つない青空の下
何もない屋上

結局4人は
ここに
集まってしまった

その後
校内放送まで使われ
呼び出された
あたしたちは

4人揃って
校長室で長々と
お説教されたんだけど