「そぉいえばさ~
噂聞いた?」
『あぁ...うん』
タバコを消して
ヨーグルトに
手をつける
あたしのお昼
基本コレ
あんまり
食欲ないし
お弁当作るのも
めんどくさいし
「お昼それだけ?」
『あ?うん』
「よくもつな~」
今話てんの
それじゃないでしょ
『ちゃんと誤解
といてくれたの?』
「へ?あぁ...
まぁ...なんとなくは」
何なんとなくって
こっちがごめん
なんだけど
『何よそれ』
「だってよ~
あんな大人数で
来られたら
焦るじゃん」
その様子だと
苦笑するこいつ
のとこにも
結構な女の子たちが
聞きに行ったらしい
やっぱ昨日のは
まずかったかな~
なんて
今更ながら後悔
「沙罹~」
振り返ると
舞奈海があたしに
向かって
何か投げてきた
キャッチした
手の中には
冷たい
ミルクティー
「透牾と風魅君から
の差し入れ」
お菓子もあるよ~
と嬉しそぅに
袋を振ってるし

