Milk teA KiiS


「じゃぁ普段料理
すんのはお父さん?」

以外にも
金髪頭は
びっくりした顔を
していなくて

むしろさっきより
穏やかな表情をしてる

『うちお父さん
いないから』

最後の1口を
食べ終わり
質問に答えた

もぅ少し
食べたかったな

あまりにも
美味しいゼリーに
あたしはそんなこと
を考えてしまう

「じゃぁ
沙罹ちゃんか」

『まぁ...』

「へ~俺と一緒だ」

その発言に
こっちがびっくりした

驚いたのが
分かったのか
金髪頭は笑いながら

「俺の職業コックね」

なんてほざいてる

あんたの職業は
学生でしょ

って言ってやろぅ
としたが
あまりにもその瞳が
真剣だったから
ついその言葉を
飲み込んでしまった

『コック?』

その変わりに
もぅ1度聞き返す

「あぁ-まぁ
見習いだけんな.
うちの父ちゃん
レストラン
やってっから」

だからか
だからあんなに
お粥もゼリーも
美味しいのか

それにしても
コックの見習いって..
こいつが?

外見からして
料理が出来る
とも思えない
こいつが
コックの見習い

びっくりし過ぎて
固まってしまった