Milk teA KiiS


外に出て
歩きながら空を見た

雲1つない空が
眩しく感じる

今日が晴れで良かった

雨だったら
気分悪いもんね

せめて今日は
晴れていて欲しい

隼人が行くことに
まだ実感は湧かない

きっとあたしは
隼人が見えなくなる
その時まで
笑ってられる

分からないことの
方が多い

勝手な奴だと
少しムカついた

それでもやっぱり
辿りつく気持ちがある

あたしは隼人に
何て言えば良いのかな

どんな顔をして
会えば良いのかな

そんなことを
考えているうちに
いつの間にか
隼人の家の近くまで
来てしまった

逃げだしたい
衝動を抑えて
1つ息を吐く

角を曲がれば見える
隼人の家

大きく綺麗な
レストラン

ここにだって
あちしにとっては
たくさんの
思い出が詰まった
場所なんだ

いつもの道が
少し違って見えた

2人で通った
たくさんの道も

同じよぅに見た景色も

これからは
違う未来を見て
歩くことになるから

共有することは
2度とない

それにすら
さっきまで全く
実感なんか
なかったのに

隼人の家の前に
止まっている
大きな車

そこに積まれている
たくさんの荷物

それを見た途端
急に実感した

今日が本当に
最後になるんだって