「...隼人らしく
ないね」
暫くの沈黙の後
口を開いたのは
舞奈海だった
舞奈海なりに
考えたんだろうけど
多分やっぱり
分からなかった
んだと思う
なんで隼人が
あたしの答えを
聞かなかったのか
「あいつなら
遠恋だって
なんだって
きっと出来るのに」
あたしも
そぅ思うけど
なにか理由が
あるのかもしれない
残念ながら
あたしはそこまで
聞く勇気が
無かったけど
「いつ行くの?」
『冬休みあけ』
「すぐじゃん」
『うん...』
「見送りは行くん
でしょ?」
『そのつもり』
あたしが笑ったから
舞奈海もそれから
何も言わなかった
舞奈海なりに
気を使ったんだよね
あたしが
迷っていながらも
出した結論に
従おうって
悩むのは辞めよう
だって後数日で
隼人はここから
いなくなる
最後の日くらい
笑ってられる
あたしでいたいから
あたしに出来るのは
それくらい
だけど
最後にちゃんと
聞きたかったな
隼人が何を考えて
何を思って
あたしに何を
伝えたかったのか...

