「紗羅さぁ」
『なに?』
「隼人となんか
あったでしょ?」
普通にそぅ言った
舞奈海はただ
雑誌をめくるだけ
責められてるわけでも
ないのは分かってるのに
なんでかあたしの
心臓はドキっとした
『...なんで?』
「ん~昨日ね、
隼人も来たんだけど
紗羅がいないの知って
なんか一瞬だけ
悲しそうな顔したの」
そぅ言って
顔を上げた舞奈海と
あたしの視線が絡む
「だから、
なんかあったのかな
って思って」
勘違いならゴメン
舞奈海はそぅ
付け加えたけど
多分勘違いじゃない
って分かってる
短くなったタバコを
揉み消して
あたしは隼人と
あったことを
全て話決意をした
『隼人がね』
「うん」
『好きだって
言ってくれたの』
「良かったじゃん」
あたしの言葉に
ふわりと微笑む
舞奈海は心底
ほっとした顔を
している
でもだからこそ
次の言葉を
言って良いのか
分からない
状況から言って
多分舞奈海は
まだ知らない
透悟は知ってるのかな?
「どしたの?
まさか振ったの?」
『違う違う、』
言葉を止めたあたしに
不安そぅな顔をする
舞奈海
舞奈海に嘘は付けないし
つくくもりもない
黙ってる理由もない

