Milk teA KiiS


「それじゃぁ
また明日」

家まで送ってくれて
そぅ言いながら
ふわりと微笑んだ
隼人

自転車に乗って
走って行く
その背中を
見えなくなるまで
ただ見つめていた

家に入れば
誰もいなくて

妹は多分
彼氏の家にでも
行ったんだろぅ

お母さんは
仕事だし

そぅ思いながら
リビングに

リビングの時計は
8時を少し
回ったところで

たった2時間たらず
しか一緒に
いなかったんだと
妙に寂しくなる

ソファに座り込み
テレビをつけた
のは良いけど

頭の中では
さっきまでの
出来事と
隼人の言葉が
ぐるぐる回ってて

どぅしたら良いか
分からず
タバコを手にした