「ほら」
瞬間
タバコを
持ってない方の
腕を引っ張られた
かと思ったら
あたしの頬に
冷えた手があった
『っな!』
何が起きたのか
事態を把握するのに
軽く2分はかかった
と思う
とりあえず
びっくりした
いや.今も十分
びっくりしてるん
ですけど
なんなんだこいつ
本当なに
タバコの火でも
押し当てて
やろうかなんて
本気で考えた
その前に
タバコの灰
落ちるんですけど
「やっぱし」
だから何が
驚き過ぎて
声も出せずにいる
あたしを
見ながら
さらにもぅ片方の
手であたしの頬を
包むバカ男
あんたタバコ
持ってんじゃん
火当たるって
そんなことより
なんなの
この状況
良い加減に
しないと...
「熱あるよ?」
『へ?』

