拍手と声援の中
ステージを降りる
知りもしない人から
紗羅ちゃん
なんて何回か
叫ばれた気がするが
今は凄く気分が
良いから心から笑顔で
返すことが出来る
ステージを降りて
舞台裏に
移動した後も
余韻が残っている
体が動かせない
本当最高
って言葉が
ぴったりな気がする
「間違えなかった~」
そぅ笑う舞奈海も
嬉しそぅだし
顔が赤い
興奮も冷めないけど
あたしたちの
ステージは
これで終了な
わけじゃない
まだ1番心配な
バンド演奏が
残っている
感激するのも
そこそこに
あたしと舞奈海は
衣装を着替え
楽器の準備を
手伝いに移動した

