「え?まじ?」
『え?うん』
「ぅわ~」
頭を抱えて
下を向く隼人
やっぱあたし
悪いこと言った?
やばっ
『あ.でも別に
嫌いじゃないよ』
自分でも分かってる
フォローに
なってないや
せっかく作って
くれたのに
落ち込んだかな
ど-しよぅ...
次の言葉が
見つからなくて
隼人を見つめる
あたし
でも気付いちゃった
下向いてるから
表情は
わかんないけど
僅かに見える耳が
真っ赤に染まってる
元が白いから
よく分かる
それを見て
不謹慎にも
笑ってしまった
ふと顔を上げた
隼人はやっぱり
真っ赤で
「俺.紗羅ちゃんが
紅茶好きだと思って
めちゃくちゃ考えて
それ作ったんだ」
1人で空回りして
ばかみてぇじゃん
そぅ言って
苦笑する隼人が
なんだか
かわいく見える
笑いが収まってから
『でも本当に凄く
美味しい』
そぅ言ったら
赤い顔ながら
嬉しそぅに
微笑んでくれた

