Milk teA KiiS


「俺転入生なんだ
知ってる?」

勝手に話だして
なんなんだ

普段のあたしなら

話なら聞いたこと
あるよ
あなただったんだ

とか笑顔で
言ってるけど
今そんな気分じゃ
ないし

なんかこいつの
せいで頭痛いし

せっかく天気良い
からのんびり
学校行くつもり
だったのに

心無しか
あたし速歩きだし

あたしが話まで
まだまだ
何かしてきそぅ
だから

『知らない』

とだけ
顔も見ずに
言ってやった

「冷たいな~」

苦笑混じりなのは
声だけでも
分かった

あたしの1番
嫌いなタイプ

女の子なら
誰でも良いって
感じの人

「じゃぁ今知って?
俺.風魅 隼人
よろしくね」

なんでそんな
1人テンション
高いわけ?

「滝源 沙罹ちゃん
だよね?」

なんであたしを
知ってるの

『そぅですが
何か?』

「沙罹ちゃん
有名だよね~
噂より本物のが
可愛いけど」

『そりゃど-も』

なんか本気で
殴りたい

学校まで後
5分はかかる
それまであたし
こいつとずっと
一緒なのか

そぅ思ったら
なんだか頭痛が
酷くなった
気がした