お父さん
そぅ呼べる人が
いなくなるのは
やっぱり寂しいけど
幸せになって
くれたら良い
心からそぅ
願えるのは
あたしの周りに
こんなにも
暖かい人たちが
いてくれる
おかげ
隼人には
助けられてばかりだ
なんで
隼人の前では
泣けたのだろぅか
不思議だったけど
その気持ちに
なんとなく
あたしは気付いている
ただ
確信がない
だからもぅ少し
もぅ少しだけ
この距離のまま..
「紗羅ちゃん?」
考え事をしてたら
フォークを運ぶ手が
止まっていたため
不思議に思ったの
だろぅ隼人が
声をかけてきた
あたしは
ある意味
調度良いタイミング
で話かけてきた隼人に
驚き今の思いを
隠しきれるよぅに
平然を装い
またケーキを
食べ始める

