ア然としながら
その手紙を
読み終えたとき
自分の手が
震えてるのに
気がついた
勝手過ぎる
正直最初に
そぅ思ってしまう
5年前
勝手に母と別れ
家を出て行った父
それから音沙汰無しで
今更何の用が
あるのだろぅか
あの時
どれほど妹やあたしが
父に会いたかったか
同時に
自分の中ではまだ
父親は父親のまま
綺麗な思い出しか
残ってないことに
気づいた
会いたかった
涙さえ零れないのは
もぅ昔の話だと
区切りをつけている
あたしが
どこかにいる
からなんだろぅ
静かに手紙を閉じ
もぅ1度
封筒に閉まった
封筒に書いてある字は
やはり父の字
ではない
母に分からないよぅ
誰かに頼んで
書いてもらったのか
そんなことは
どぅでも良いか..
ゆっくり
タバコの煙りを
肺に送り込み
落ち着こぅと
努力した

