Milk teA KiiS


2年になって
3ヶ月

梅雨時の6月に
しては珍しく晴天

そんなある日

理由は特に
無かったけど
気分で午後から
登校しようと
思ったあたしは
歩いて学校に
向かっていた

春には桜が
満開だった並木道も
新緑の葉をつけ
少し湿っぽい
風に揺られている

木々から漏れる光
が綺麗過ぎて

いつも自転車で
通るその道も
なんだか違う道に
見えた

ふと遠く前に見える
金髪の髪

嫌でも目に入る
光に反射して
輝くその髪の
持ち主は見たことの
ある気がした

その隣に...

隣というか
無理矢理腕を
取って歩こう
としてる女の子

制服からして
うちの学校じゃ
ないことは
わかった

近づくにつれ
周りの雰囲気から
状況を察する

良い雰囲気では...
ないみたい

金髪の方は
今にも切れそぅな
ピリピリした
空気を漂わせてる

関わるのは
ごめんだ

そぅ思って
足速に通り過ぎ
よぅとしたのに