誰もいないと
思い込んで
開けた屋上の扉
でも予想に反して
そこには
先客がいた
隼人と知らない
女の子
リボンの色からして
多分1年生
2人は幸い
あたしたちに
気付いていないため
見つからないよぅ
こっそり
忍び込んでみた
給水タンクの
影に隠れたら
会話は聞こえるが
お互いの顔は
見えない
「あたし風魅先輩
が好きです
滝源先輩と付き合っ
てないなら
あたしと...」
そこで女の子は
言葉を止めて
しまった
「ぅわ~隼人
告られてるよ」
2人に
見つからないよぅ
隣で覗き込む
舞奈海は
面白いもの見つけた
と楽しげだ
『ちょっと
見つかるってば』
「大丈夫大丈夫」
そんなやりとりを
小声でする
あたしたち
端からみたら
変な子たちだ

