「そぅいえばさ~」
透牾との話が
一段落着いた
舞奈海は
思い出したかの
よぅにあたしに
声をかけてきた
『なに?』
「透牾のクラスに
転入生来ただって.
知ってた?」
『ん~ん初耳』
「やっぱし」
『珍しいね』
「だよね~
なんか頭めっちゃ
良いんだって!
トップの座危ない
んじゃな~い?」
『ん~興味ない』
軽く上の空で
お菓子を手に
聞き流してた
『あ.だからさっき
廊下騒がし
かったの?』
「みたいよ~」
もぅとっくに
4時間目が
始まっている
なのにうちらは
授業受ける態度
じゃないってのは
問題なんだけど
さっきの
休み時間
やたら隣のクラス
の前の廊下が
騒がしかったのに
今更ながら気付いた
「なんか格好良い
らしいよ」
『男なんだ』
「あれ?興味あり?」
『全く』
「あ~沙罹の春は
いつくるんだ」
そこわ舞奈海の
歎くことじゃない
でしょ
なんて思ってたら
数学の教師に
当てられちゃって
仕方なく
前に出て1題解いた

