Milk teA KiiS


『ってかあんた
どこで寝るの?』

立ち上がったあたし
だけど背は
明らかに隼人のが
高いから
結局少し見上げる形
になる

「え?一緒寝る?」

『はぁ?』

まさか
本当にそぅなるの?

「いや.
襲って良いなら
一緒に寝ます」

『良いわけ
ないでしょ』

どこまで
ばかなんだこいつは

「あはは
冗談冗談!」

半分本気だったんじゃ
ないかとまで
疑ってしまった

「俺ソファーで
寝るから大丈夫」

『ソファーって..』

確かにこのソファー
広いから
寝れなくもないけど

寝にくいでしょ
どぅ考えても

「それとも本当に
一緒に寝ますか?」

出たよその顔

『ば-か』

それだけ言い放ち
隼人に背を向け
ベッドルームに
移動した

毛布だけ持って
また戻ると
本当にソファーに
寝ながら
携帯をいじっている
隼人がいる

『はい』

持ってた毛布を
投げつけて
また背を向ける

ベッドルームの
扉に手をかけてから
1度だけ振り向いた

『隼人』

「ん?どした?」

投げつけた毛布から
顔を出した隼人と
目が合う

『ありがとう』

「ん.お休み」

笑ってくれた隼人
なんだか少し
救われた気がする