Milk teA KiiS


「行っちゃったね」

微笑む隼人が
なんか怖いです

『あんたど-すんの?』

「え?俺野宿?」

『あ~うん』

「ひでぇなぁ」

苦笑する隼人
いやまぁ
そんなん冗談だけど

『分かった
良いよこの部屋に
いても』

「あれ?
今日は優しいじゃん」

『いつも優しいです
野宿して
風邪でも引かれたら
困りますから』

「素直じゃね-の」

俺着替え取って
くるわ

と立ち上がった
隼人を
視線だけで
追いかけた

扉が閉まる音と共に
この部屋に
静寂が訪れる

今は
賑やかな方が良い

なんだかふと
そぅ思った