Milk teA KiiS


「どぅしたの?
このお菓子」

コンビニの袋を
漁りながら
あたしを見る
舞奈海

『隼人が買ってきた』

「隼人が?
優しいね~
透牾とは大違い」

そぅ言いながら
勝手に見つけた
お菓子を開けて
食べ始めてるし

開けたお菓子を
ほとんど1人で
食べ終わった舞奈海は
機嫌も良くなったのか

「あたし透牾に
謝ってくる~」

と新しいお菓子の
袋を手に立ち上った

『行ってら~』

「あ.今日透牾の
部屋泊まるから!」

『は?』

「もぅ
邪魔しないから
ごゆっくり~」

何言ってんのこの子

『ちょっ
舞奈海!』

あたしの叫び声も
届くことなく
廊下を走り去る
スリッパの音だけ
が聞こえた

ちょっと待って

一晩こいつと一緒?

いやないでしょ
ないない

目の前の隼人は
呑気にタバコ
吸ってるし

なんでこいつ
平然としてんの?

ってかなんであたし
そんな意識しなきゃ
なんないんだ?

そぉだよ

うん.
ほっとけば良いんだ

そぅしよぅ

自分の気持ちも
落ち着かせるため
あたしもタバコを
手に取る

全く舞奈海め
たまにこぅゆぅ
不可解な行動に
出るからやっかいだ

でもまぁ
透牾と仲直り
してくれるなら
良いか...

良くはないけど