「最近よく
食べてたから」
そぅ言いながら
あたしの手から
チョコをつまむと
口にほうり込む
「確かにうまいわ」
なんて隼人が
言う言葉に
美味しいに
決まってんでしょ
なんて訳わかんない
理屈を思いながら
あたしはケースを
戻し机に置いた
「あれ?
もぅ食べないの?」
心無しか
残念そぅな隼人の声
『こんな時間に
こんなん食べたら
太る』
女の子にとって
甘い物は
天使であり悪魔だ
変わりにあたしは
タバコに火をつけた
「太るって..
どこが太るんだよ」
いかにも
納得出来ません
って顔してる
隼人は放置だ
あたしだって
この体重維持すんの
何気に気使って
んだから

