また、来年の春この花はさくだろう。



その日を楽しみに私は今日も写真をとる。




“カシャッ”




「ねぇ?」




私に話しかける声。




でも、先生とは違う高くて澄んだ声。




振り向くとそこには小さくてかわいい男の子がいた。



「なにぃ?」




「僕ね・・・。」




「うん。」