救われた;
よかった〜…
「はい!安藤美優(みゆ)と申します。
よろしくお願いします!」
「ごめんね〜、
まだみんな来てないんだよね;
私は、事務の吉井梨花です。よろしく★
会社の事で分からない事あったら、
何でも聞いてね。
あ、でも、私デザインの事は
全く分からないから。笑」
この会社では、デザイナーの他に
事務が二人いるらしく、
吉井さんはその一人。
なんでも、掃除やら経理やらを
やってくれるそうだ。
何とも心強い!でも、
掃除まで任せるのは
なんか申し訳ないような気がする…。
「私も掃除でもなんでもやりますんで、
言ってください!
まだ、何にもできなさそうだし…」
「そう?ありがとう!
安藤さんは気が利きそうで心強いな★
でも、デザイナーさんは
ほんと忙しいからな…。
気持ちだけで十分!大丈夫だよ。」
気さくでかわいらしい人。
なぜかその時、吉井さんが悲しそうな、
哀れむような目をしていたことを、
不思議に思ったけど、
後々その意味がわかってきた。

