私達は行きつけのアジアン料理のお店へと向かった。
私はここのナシゴレンが大好きだった。いつもナシゴレンを食べながら、ナオに色んな相談にのってもらっているのだ。

「お待たせしました!巨峰ヨーグリートとカルーアミルクです」

飲み物が出そろったところでナオが口を開いた。

「さてと。それでお元気ですか。お嬢様」
「ダメダメだよぉ~。いつも思うけど何でナオは私が落ち込んでる時がわかるの?メール来てびっくりしたよ」
「ん~なんだろうなぁ。仕事終わって家帰って、大好きなお酒飲んでる時にポワッて美咲の顔が思い浮かぶんだよ」
「ほぇ~すっげぇ~」

感心してる私をナオは優しく微笑んで見つめている。ナオの瞳はとても澄んでいて、見つめられると少しドキドキしてしまう。