私が誰よりも先にボールを持ったって

誰も私と遊ぼうなんてしなかった

ボールがなくたって、

みんなは楽しそうに外に遊びに行った。





悪口を言われるのはしょっちゅうだった。


男の子はあからさまに
私を集団でチラチラ見ながら
笑った。

冷たい、笑い。

吐きそうになる、笑い。


女の子は表面的には仲良くしてくれるのに

裏では私を笑ってた。


気付かなかったんだけど、


気付きたくなんかなかったんだけど。



気付いちゃったんだ。

わかったんだ。

私は嫌われ者なんだって。



悲しいけど、
それがホント。