冷たく突き刺さる視線に、
俯いて歩いた。




「ウエ~っ」

こちらをチラチラ見ながら
可笑しそうに笑う彼らに

汚いものとしてしか
私を見ない彼らに

私の痛みは麻痺し、
ただ無表情に下を向いた。


ドス黒い感情が、
自分を蝕んでいく。


みんな、キライだった。



でも誰よりも

自分が、キライ。


気持ち悪いと言われてしまう、

気持ち悪い自分が。


汚いと言われてしまう、

汚い自分が。






いじめられてしまう、


自分が。