なんて目覚めの悪い夢なんだ。 幸せな二度寝は今日は出来そうもないので、もう何百回と着た制服に袖を通す。 身支度を終えると、どこからか漂ってくる甘い香り。 今日はフレンチトーストか…なんてぼんやり考えながらリビングのドアを開ける。 「おはよう」 目覚めの悪さなんて吹き飛ぶくらい朝から爽やかな声が聞こえる。 「おはよ」 「お兄ちゃん寝癖酷いよ。」 大きめの黒目が俺を見てクスクスと笑う。 山神真菜(16) 俺の可愛い可愛い妹。