目が覚めたら夢がいなくなっていた。
…どこいったんだ?
トントントン
キッチンの方で音がした。
なんか作ってんのか?
しばらくして、いいにおいがしてきた。
あいつ料理は上手いんだよな…
など思いながら起きあがった
キッチンにいってみるか…
寒い廊下を体をさすりながら
歩いていく。
キッチンでは鼻歌を歌いながら楽しそうに料理をつくる夢がいた。
俺の姿をみると夢は顔をぱっと明るくして
「おはよう!麗!朝ごはん、作ってあるよ!」
机のうえには美味しそうなサンドイッチがおいてあった
「今コーヒーいれるね?」
準備をしだす夢。
「ああ…、ありがとう」
愛しい人が家にいる、笑顔を向けてくれる。
なんて幸せなんだ。
「はいっ。どうしたの?機嫌いいみたいだけど」
顔にでてた?
俺が?恥ずかしいな。
「ああ、いいことがあったんだ」コーヒーを飲みながらそう答える。
「?そうなんだ。よかったね!」
にこやかな表情をむけてくる彼女。俺の大好きな人。
夢、大好きだ…。