時間は深夜2時.....
あたし達はトランプに燃えていた。
「やったあー!!!!あがりーっ大富豪ー!!」
「くっそー!!!大貧民…」
「さっきから夢ばっかり大富豪じゃない!ってゆーか聖弱すぎだから!ずっと大貧民よ!?」
「あははっ聖らしいじゃねーか」トランプをするきっかけになったのが美亜姉の一言で…
11時からずっと燃えているのだ。
…いい加減あきるって...
「あたしもう眠いー」
「俺もー…」
「じゃあ寝ますか。」

…寝れない。てかみんな寝るの早くない!?
なんかやっぱ考えちゃう…やだなあ…ってか後輩の子の告白どうしたんだろ?気になるなあ…
あー!もお!!なんか飲みに行こう。ゴクゴクゴク…
「はあ…」
「夢?」
「ふあいっ!!」
急に声をかけられてかなりびびった…
「恭…寝てなかったの?」
「ああ、別に眠くなかったしな」「だよねわかるっ」
「てか夢どおしたんだ?」
どきっとした。ばれてた…?
「う、ううんなんでもないよ?」
「夢さ、麗の事好きなんだろ?お兄ちゃんとか言ってないで素直になれよ。」
恭の言葉がぐさっとささる
「だめだよ…あたしはただの臆病者。ふられるのが怖くて告白もできないくらいだよ?」
「でも好きなんだろ?頑張れよ。俺も協力するし、美亜もなんだかんだ夢が元気ないって心配してたぞ。」
恭の優しい言葉に涙がでてくる。あたしは向き合ってなかっただけなんだ…逃げてただけなんだ…
頑張ろう。
「ありがとう。」

あたし、麗が好き。