しんとしている。


音がないのだ。


「な・・・に・・これ・・・・」


震えが止まらない。

ふと気付くと、さっきまで握りっぱなしだったドアノブも消えていた。


何もないのだ。


ただ闇しかない真っ暗な空間にポツリと佇む。



「きっと・・・疲れてるんだわ・・・。」



試しに目を擦ってみる・・・・