夢信号

いつもと同じ帰り道。

変わらない景色。

特に意味の無い会話をしながら帰る。



それが幸せなんだと思う。


「じゃあまたねー!」


いつも通り、先に沙耶の家に着く。

玄関前で元気に手を振る沙耶。


「うん、また明日。」


こちらも軽く手を振り、沙耶の家から3分もかからない自宅へと歩く。