第2ボタンちょうだい?【短】







「…谷村、だっけ。」




裕輔がその子の肩を掴んでいた。





「は、羽島くん…」




裕輔が、ニコッと笑い、谷村さんに言った。






「ありがとな。そんな長い間、俺のファンやっててくれて。」





裕輔が谷村さんの頭に手をポンと置いた。





「でも今は、コイツの彼氏だ。
諦めろとは言わないけど……近づかないで?」






最後の「近づかないで?」は、優しくもあり、力強い声だった。