真っ黒なモニターを見つめる。

「分析をしていて、この映像だけが事件と何の関連性も感じられませんでした。それで、これは何なのかと考えると……、これは、あなたへのメッセージだったのかと……あの、大丈夫ですか?」

女性の刑事さんがあたしの顔をさっきと同じく心配そうに覗き込んできて、

あたしもはじめて気がついた。

あたしは、いつの間にか泣いていた。