ヨシちゃんから、ジンの状況を聞かされ、しばらくは言葉が出なかった。

ジンがロボットだとはわかっていたはずなのに、

壊れて再生出来なくなるかもしれないなんてことは、これっぽっちも考えていなかった。

最後に見た時も、いつも通りのポーカーフェイスだったから、そんなことになっているなんて、気がつかなかった。


「どうする? 再生してみる?」


ヨシちゃんがジンのコアをあたしに渡す。

「再生するなら、用意は出来てるから」