愛のかたち

何が起こっているのか

だんだんわからなくなってきた…

夢?幻?

私はここに存在してるの?

「はい」

頭にタオルがかけられ

ふと現実に引き戻された

「どういうつもり?」

私は頭にかけられたタオルを手に取り

男の人を睨みつける

「何が?」

「なんで助けたのよ?」

「なんでって…」

「あなたのおかげで死にそこなった!」

「…」

「生きるのに疲れたの」

「…」

「邪魔しないで!」

そういってタオルを男の人に投げつけた

男の人は投げつけられたタオルを拾い

私の頭の上に再びかけた

「死ぬのはもったいないよ」

「…」

「そう思ったからかな」