『しょうがないから、私が友達になって“あげる”よ!!』



“あげる”
だけを妙に強調した言い方で言われた。


なんか…カワイイ。


って、僕のキャラじゃない!!


でも…



「…じゃあ、お願いします。」


『おぉ!よろしく☆』



そう言って、右手を差し出してきた。


僕は、その手を強く握った。



彼女は、昨日みたいに ニッコリ笑って、何も言わず

保健室を出てった。