目を開けると 真っ白い 天井。 僕は、ベッドの上。 後頭部の痛み。 そして……… 『おっ、目 覚めた!?頭 痛くない?気分悪くない?とにかく!!どこかしら 痛くないッて聞いてんだよ!?!!!!』 最初は、穏やかだった声が 次第にキレる。 この声は そう。 “彼女”だ。 「あっ、うん。大丈夫」 『なら いいけど。』