2人の王子と天然の姫


「多分さ」

とにかく適当に言葉を

つないでいくしかない。

「人には運命って言うのが
決まっててさ。
たまたま私の運命は
イイ方向に向かうもの・・・
だったんじゃないかなあ??」

なんだかよく分からないことを

自分で言ってて恥ずかしかった。

それでもみんなは

真剣に聞いているようで

「そっか・・・」

などと口々に漏らしていた。