2人の王子と天然の姫


これからもずっと

私はこの思い出を増やしていくつもり。


「沙羅っ聞いてるか??」

「ごっめん・・・シカトしてた」

私が笑って言うと

彼が少しふくれっ面になる。

「ごめんね??」

私が優しく

彼の顔を覗き込む。

「っっ」

ビックリしたように

私に背を向ける。

私はそれが面白くて

思わず笑ってしまう。


そして


彼の名を呼ぶんだ。



毎日・・・



いや、




これからもずっと。