頼む・・・

頼むから。

沙羅に何もありませんように。



俺が沙羅を好きになりはじめたのは

小学校3年の頃だった。

ケンカが耐えなかった俺は

毎日のように怪我をして家に帰った。

父親もろくに手当てもしてくれない。

俺はただ1人

部屋にこもっていた。