「えっと・・・
高広 景です。
ヨロシクね!!」

彼は笑顔を私に向けた。

悪い人では

なさそうだな・・・

「天宮 沙羅です。
こちらこそよろしく」

他人行儀な挨拶を済ませる。

私たちは

人の目を気にしないようにと

廊下を避けて

階段の窓のところで話していた。