食べ終わったお皿の片付けは

私がやることになった。

その間隼人は

学校の宿題を黙々とやっていた。

私はふと

家族のことを思い出してしまう。

昨日から何も連絡していない。

きっと心配してるんだろうな。

そんなことを思い浮かべてるうちに

手元が滑ってしまう。


---ガッシャーン


お皿が一枚割れてしまう。


「ご、ごめんっ」

私は慌ててしゃがんで

お皿の破片を拾おうとする。