「さて・・・」 可奈が私に言う。 「デ-トだねぇ、あんたは」 「可奈っ声が大きいって」 案の定、周りの女子に聞こえていたようで。 「嘘っ沙羅デ-トなの??」 私にこの前先頭きって話しかけてくれた子、 麻奈が言う。 「ちっ違うの!!デ-トじゃなくて・・・」 私は慌てて訂正をする。 でも 「ねぇ、誰とっ??」 女子の塊にか囲まれ、声も聞こえない。 私は時計をチラっと見る。