由沙はとっさに声をあげようとしたが、出てこなかった。
布のような物で口と鼻を覆われ何か吸わされた。
由沙は意識が遠退いて行くのを感じた。
********
自室の椅子に座り書類を見ていたキングロスが異変に気がついた。
椅子から立ち上がると、隣の部屋に居たミハエルを呼んだ。
《御呼びでしょうか?》
《あぁ、ユサが魔界の奴らに異空間に閉じ込められた》
《なんでまた?貴方様のマジナイは充分だったはず》
《それが、私も不思議でならない……ミハエル居場所は分かっているな?》
《Yes,master》
《早急にユサを保護し奴らを消せ》
《判りました。それとユエを連れて行ってもよろしいですか?》
《かまわん》
では、と一言残しミハエルは闇に紛れるように消えていった。
布のような物で口と鼻を覆われ何か吸わされた。
由沙は意識が遠退いて行くのを感じた。
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自室の椅子に座り書類を見ていたキングロスが異変に気がついた。
椅子から立ち上がると、隣の部屋に居たミハエルを呼んだ。
《御呼びでしょうか?》
《あぁ、ユサが魔界の奴らに異空間に閉じ込められた》
《なんでまた?貴方様のマジナイは充分だったはず》
《それが、私も不思議でならない……ミハエル居場所は分かっているな?》
《Yes,master》
《早急にユサを保護し奴らを消せ》
《判りました。それとユエを連れて行ってもよろしいですか?》
《かまわん》
では、と一言残しミハエルは闇に紛れるように消えていった。

